錠剤タイプと塗るタイプのラミシール

ラミシールは錠剤とクリームタイプがある

水虫を治療する薬として、市販品・医師による処方の両方で用いられているのがラミシールです。
これは、テルビナフィン塩酸塩が有効成分として含まれている製品で、水虫の原因である白癬菌の細胞膜を破壊し、殺す効果があります。
ラミシールには、クリーム状の塗り薬と錠剤型(飲み薬)の二種類があり、水虫の種類によって有効な形態が異なります。
錠剤・クリームそれぞれのタイプについて、適切な服用方法・使用方法をご紹介します。

錠剤タイプのラミシールは、殺菌作用のある成分を体内に取り込み、体の中から治療を行う形式の薬です。
患部が皮膚の表面から遠く、塗り薬が効きにくい水虫や、足の皮が厚くなる角質増殖型のもののほか、広範囲にわたるものにも有効です。
しかし、この錠剤型のラミシールは、身体への影響が大きいため、ドラッグストアでの取り扱いは少なく、また購入の際には処方箋が必要です。
そのため、塗り薬では効果がなく、錠剤での治療を考えている方は皮膚科など医療機関で一度受診するようにしてください。
水虫の症状がぶり返すことを防ぐために、服用する際は1日1回1錠など指示された内容を守り、治ったように見えても指定期間内は根気強く飲み続けることが肝要です。

ラミシールについて説明する医師クリームタイプのラミシールは、有効成分をワセリンなどの脂肪性の溶剤に練りこんだもので、患部に直接塗りこむことによって殺菌し、治療を行います。
飲み薬タイプと比較し、肌への負担や刺激が弱いため、水虫の悪化や範囲の拡大によって皮膚の状態が悪くなっている(裂けたりふやけたりしている)場合に適しています。
購入の際処方箋が必要ないほか、ドラッグストアでの取り扱いも多いため、病院に行く手間なしに治療を行うことができるのが特長です。
こちらのタイプの薬にはいくつか種類があり、それぞれ効能が異なるため記載された説明を読み、症状に合ったものを選ぶことが大切です。
次から、クリームタイプのラミシールを使用する際のコツをご紹介します。

ラミシールクリームは塗り方にコツがあります

ラミシールクリームは塗り方にはいくつか押さえておくべきポイントがあります。
この医薬品を使用する上で最も大切なことは、薬を患部のみでなく足全体に塗ることです。
塗り薬は錠剤タイプと異なり塗った部分しか効果を発しないため、塗り残しがあるとその部分から菌が広がり、患部が拡大したり症状がぶり返したりする危険があります。
現時点では症状が出ていない部分にも菌が潜んでいる可能性は十分あります。
飲み薬の1日1回1錠の服用方法のように、塗り薬にも適切な使用量や塗り方があります。
薬の説明文をよく読んで、足裏や側面をはじめ、指の間、症状が出ていない方の足にもむらなく塗るようにしてください。

また、患部を出来るだけ清潔に保ち、乾燥した状態にしておくことも大切です。
菌は湿気を好み、水分を媒介として広がっていきます。
足を清潔で乾いた状態にしておくことは、菌の繁殖を防ぎ、薬の効能を高めるのに効果的です。
入浴の際は指の間までよく洗い、入浴後はすぐに足を拭く、ロングブーツなど蒸れやすい靴は避ける、同じ靴を連続で履かないなど、足を出来るだけ清潔で乾燥させた状態にする工夫をしてみてください。

最後に、塗り続ける期間についての注意点です。
人間の皮膚は、古い角質が垢になって剥がれ落ち、新しい皮膚に入れ替わるまで3か月かかると言われています。
そのため、この期間に新しく菌に感染するのを防ぐことができれば、水虫が完治する可能性はとても高くなります。
患部の見た目が綺麗になったり、痒みなどの症状がなくなったりしても、最低3か月間は毎日薬を塗り続けるようにしてください。

それぞれのラミシール薬の用法を守って治療に取り組み、不快な水虫の完治を目指しましょう。